Trace
2017/04/12
古い家具のリペア。
まずは状態をチェック。
塗装の種類や状態、接合部の緩みや部材の欠損等をみて、
補修に掛けられる時間を考慮しながらどこまで手を掛けるか検討します。
この時細部をよくみるわけですが、これが非常に面白いんです。
鉛筆の墨や、部材同士の合印、ちょっと切り込みすぎた鋸の跡など、
数十年前につくった人の手の痕跡がそこここに見られます。
また造り方に関して、なるほどここはこうするよねってところもありますが、
それ以上に、ここをこう造るのか! というところがたくさんあります。
あと、数十年の経年による変化を見られるのも面白いです。
いつ、どこのどなたがつくったものかわかりませんが、勉強させてもらってます。